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一般社団法人 深川青年会議所

TEL.0164-22-3146

〒074-0001 北海道深川市1条9番19号

基本理念・基本方針CONCEPT

基本理念

“個”の限界に挑戦する姿勢と仲間の支え合う“心”の絆が育む
次世代へ繋げる地域の創生


基本方針

president

2016年度 一般社団法人 深川青年会議所
理事長 杉 山 一 郎

 深川青年会議所といえば、カナデル広場や友好JCのある小千谷でのホームステイというのが、私が子どもの頃の思い出として、今でもなお記憶に残っている。お世話になったJC諸先輩方の姿が、懐かしさと同時に、事業の企画等で苦労された背景の一部分が、今になってようやくわかりかけてきた。私が故郷の深川に戻り一般社団法人深川青年会議所(以下「深川JC」)に入会してからは、その景色を思い浮かべ、その背中を追いかけ、次は私達がやる番だと自覚し、入会してから早々に全力でJC活動に参加してきた。40歳までの限られた時間の中で、どれだけ多くの青少年に深川JCの背中を見せ、次の世代へ繋げていけるのだろうか。
 深川青年会議所の創立から60周年を迎えた昨年度、次の10年先に向けて新たな一歩を踏み出す本年度、改めて確認した明るい豊かな社会を築き上げることを礎に、至誠通天、次世代へ向け、決して自分一人では成し得ないことを、仲間と共にやり遂げるのが本年度の使命である。

【予想もしない新たな世界へ】
 深川青年会議所は、志高き28名の青年達により1955年7月16日に設立され、創始の想いを歴代の諸先輩方が、そして現役の我々が引継ぎ、次世代へ繋げていくことを念頭に61年目となる本年度がスタートする。創始のチャーターメンバーを思えば、己が立ち上がるには十分な経験をさせて頂いた。故郷から遠く離れた地で様々な環境下を経験してきた人、故郷の伝統を大切に守り続けている人、全く別の地域から転入してきた人など、様々な個性を育んできたJAYCEEが集まる組織が深川JCであり、北空知地域の振興に向けて組織全体を邁進させていくのが私の役割と感じている。しかし、全てにおける活動の原動力は、たった一人の“個”を支える仲間がいて、その“個”が支えたい仲間達がいるからこそ、組織全体が前へ進み出す価値が生まれ、その“心”が予想もしない新たな世界を広げて行くことができるのである。

【何のために】
 JAYCEEは“修練”・“奉仕”・“友情”の3信条を基盤に活動している。しかし、世間一般のJCに対する評判はどうか。インターネットが普及した今の時代、様々な評価が渦巻いている。JC活動が仕事の時間を圧迫し、家庭環境に大きなダメージを与えている場合もあり、一度人々の心に根付いてしまった悪評を払拭するのは容易ではない。それを知ってもなお、JC活動を続ける理由はどこにあるのだろうか。その活動を辞めてしまうのは至極簡単だが、「何のために・・・」と、JAYCEEの誰しもがこの問いに立ち止り、考えたことがあるだろう。JC活動に真面目に取り組んでいる人ほど、これが超難問へと変化する。JC活動そのものを蝕む世間の酷評は、これまで続けてきた社会への奉仕活動すら水泡と帰す。しかし、十人十色の答えの中に、“自分さえ良ければ”という利己主義的なものはなく、自利と利他が調和した次世代社会の構築を目指すのがJC活動である。
 JC活動の大きな特徴は、二つの大きなポイントがあり、その一つは“40歳で卒業”という限られたルールがあること。もう一つは、“単年度”で新しい組織に生まれ変わることである。双方に共通しているのは“限りある時間”だからこそ、また、“卒業”というゴールがあるからこそ、多くの青年達は多少の無理をしてでも“今しかない時”を全力で活動し続けられ、動けば動くほど多くの経験値が得られる団体なのである。それには、時代の流れはどこへ向かっているのか、地域が求めているものは何か、常にアンテナを張り巡らせ、単に目の前だけではなく、数年後の先を見据えたヴィジョンが必要である。
 何もせずに胡座(あぐら)をかき続け、物事への批判しかできない傍観者はJCでは求めていない。“誰かがやらなければ”、“誰かが立ち上がらなければ”、地域は社会の大きな波に飲み込まれ、若者は地域を離れ、そして地域は衰退していく。だから、その“誰か”にJAYCEEが積極的になろうとしていることを、強く誇りに思い、我々はJC活動を続けているのだ。全ては、明るい豊かな社会を築くために。

【時代が求める組織像】
 JCが組織として持つ大きな優れた点の一つは、地域の企業の代表が多く集まる組織であると同時に、全道、全国、そして世界へと志高き青年たちとのネットワークを広げていくことが可能な点である。これを魅力と感じるかどうかは、組織を運営する立場かそうでないかによって大きく異なる点でもある。少なくとも、志を同じくする者が相集い力を合わせていくことは、非常に大きな魅力で、その経験は必ずや組織を運営するリーダーとしての大きな力となることを信じている。
 2040年には北海道内の全ての市町村で人口が減少し、深川市においては現在の約半数にまで減少するという推計データがある。これについて疑念を持つ所か、簡単に受け入れてしまう人々もいるだろう。今も昔も変わらずに求められ続けているのは、地域を活性化させる組織、そして社会の波を乗り切る知識を有するリーダーの存在である。アントレプレナーシップ(冒険心や起業家精神)を発揮できる魅力ある地域でなければ、この問題を解決できないだろう。地域の人口が減少する大きな理由は、単なる少子高齢化(限界集落)と考えるのは大きな間違いで、故郷で生まれ育った若者が進学・就職を機に故郷から離れていき、そのまま戻ってこないから、あるいは故郷へ戻りたくても戻れる環境が無いからと考える。決して、悲観論から新しいことは何一つ生まれてこない。未来を諦めず、JCが有する魅力溢れるネットワークを活かせば、各人が所属する企業の価値を高めることのみならず、地域の振興および活性化にも貢献し、社会から必要とされる団体となり、青年達が集いたくなる組織となるだろう。そのためにも、我々の活動を地域から日本全国へと広く発信していくことが非常に重要である。

【次世代へ】
 先に述べたように、都市への人口集中は、地域での持続可能な社会のサイクルを狂わせ、限界集落を作り出している。都市に住む世間一般の若者にこれを問えば、「都市部では仕事がある」、「遊ぶ所がある」といった地方の問題そのものの答えが返ってくる。まさしく、社会システムのデフレスパイラルであり、経済の仕組みを変革するにあたって、人々の価値観と意識をも変革しなければ、この大きな流れから抜け出すことは難しい。深川JCの役割は、“地方にこそ魅力が沢山溢れている”という価値観を次世代の子どもや青年達に芽生えさせ、深めていくことが、一つの大きな役割と考える。我々は、都市部へ流れる人口に逆らって地方で生き抜く「志」高き青年達であることを自覚し、経験豊かな諸先輩方から知識を学び、次世代へと繋げられる地域創生に尽力していく。さらに、一人でも多くのJC会員の拡大を図り、組織の地盤を強固にしていくことも重要な課題である。

【常に前だけを見て】
 昔は出来て今は出来ない事、逆に昔は出来なかった事が今は出来る事、これが時代の流れであり、人口や資金力からいえば、明らかに現況は厳しく、余裕の無い時代である。多くの機会で、“時間は作るもの”と耳にするが、現実には、“何かを犠牲にして時間を作る”のだ。ましてや、サラリーマンとして働いている職業人や他団体に所属している人にとっては尚更だ。しかし、様々な時間を削ってでも何かをやり遂げた達成感は大きく、その未来を想像しながら仲間と語らう時間は、JCとしての精神にも相応しい。
 過去を振り返るのは僅かな一時で良く、やり遂げたい目標を設定したならば常に前だけを見て、そしてその先を見越した先見力を養っていかなければならない。

 ドイツの哲学者であるフリードリヒ・ニーチェは、この様に記している。「きみに限界はない。理想さえも越えて行け」と。“個”の限界を自分で決めつけることは、“心”を閉ざし、それ以上前に進むのを諦めることと同じである。己の理想に、たとえ一人でそこに近づくことは出来ても、決してその域を超えることはできない。“個”では想像すらしなかった新たな世界を広げていくことをできるのが、仲間と共にあるJCである。


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