2007年度 社団法人深川青年会議所
基本方針            理事長  明月 健二

■ はじめに
 わが国の情勢は、社会・経済構造のゆがみが進行する中、過去に経験のしたことのない時代に突入し、その影響は各自治体にまで深刻な事態を与えております。

 このような時代だからこそ、我々深川青年会議所はこの時代を乗り越える力を養い、その力をもって将来に夢を抱き、活力のあるふるさとの実現のため今一度現役メンバーの足並みをそろえ、組織の基盤を固め一歩一歩前進しなければなりません。
 2005年度、社団法人深川青年会議所は創立50周年を迎え、新たなる未来へ向けて歩み始めました。50年という膨大な時間の中に、私達の先輩が積み重ねてこられたものは「明るい豊かな社会」を築き上げるべく活動の中で勝ち得た「信頼」であり、これは今に継承されております。
 私達は青年会議所活動を行う上で、自分の置かれた立場や環境についてどれほど理解しているのでしょうか。日々の活動の中で当たり前のようにとらえていることを当たり前の事と思わず、その中にある真実や過程を理解し、感謝する気持ちをもって活動することが大切です。現在の青年会議所活動を行うこの環境は、まさにこの「信頼」が基礎として成り立っており、膨大な時間の中で生まれる「信頼」は一度失ってしまうと、それを取り戻すには、やはり膨大な時間を費やすことになります。

 私達メンバーは、この深川青年会議所がどれ程の努力と情熱が注がれて現在まで引き継がれてきたのかをかみ締め、今以上の志と熱意を持ち、家庭・仕事・そして青年会議所活動に対し、常に正しい「道徳心」を身にまとい、今一度えりを正して今後の活動を展開して参ります。

■ ふるさと
 「ふるさとの魅力は?」「ふるさとには何があるの?」と聞かれたら、あなたなら何と答えますか。自分が胸を張り他の地域の方へ誇れるものを答えるのはなかなか難しいのではないでしょうか。まちづくりの基本はこの地域の「良い部分」も「悪い部分」もよく把握することから始まります。
 日本の経済がバブル崩壊の痛手から立ち直りつつ、景気が回復傾向にあると言われていますが、そうした中で取り残されているのが北海道であり、私達の住むこの地域においても景気回復の実感が乏しい現状です。諸問題の根底にはやはり「人口減少・少子高齢化」が潜んでいます。これらは地域の消費縮小や、雇用不足、中心街の空洞化、自治体の財政難など幅広い分野にマイナス影響を与え悪循環が生じています。
 これらを踏まえ、バブル経済崩壊前のまちづくりの概念をぬぐい捨て、今こそ「右肩下がり時代」に対応したまちづくりへの発想の転換が重要で、住民一人ひとりが切迫した問題意識を持ち、このまちの活性が持続を可能とする形態を模索・議論していくことが必要です。
 また、まちづくりの重要な要素である地域の人々の「コミュニケーション」を引き出すために、このふるさとを代表するイベントに積極的に参画し地域の人々と一緒に作り上げるという実感を共有し、地域の活性化へ発展させることも重要です。
 北海道の経済が混沌とするなか、企業経営にも勝ち組と負け組がはっきり色分けされ、厳しい環境の中にもしっかりと結果を残す企業が少なからず存在しています。私達青年会議所は青年経済人として、この「右肩下がり時代」からの脱却を目指し、企業が対処すべき課題をいち早く認識し、従来の固定観念にとらわれない発想でビジネスを考え、青年経済人として新しい価値を生むような地域経済活性化の寄与を目指します。


■ なかま

 私達青年会議所の最大の資産は言うまでもなく会員であります。しかし、近年の会員減少は危機的状況であり、今この時点で歯止めをかけなければなりません。深川青年会議所においても昭和42、43、44年生まれのメンバーを中心に、3年後には現メンバーの約3分の1が卒業するという事実を認識しているでしょうか。このままのペースで会員減少が進むと、活動はもとより、青年会議所の組織存続に係わる大きな問題に発展してしまいます。だからこそ、今、会員拡大が必要なのです。
 会員減少の要因は自然減に加え、入会対象者となるJC世代の減少、若者の意識変化、経済状況の変化など様々な要因が考えられますが、そのような環境の変化にわれわれ現役メンバーが敏感に反応、分析、対応しきれていなかったことが最大の原因なのではないでしょうか。
 このような状況の中にも、全国には会員数が増えている青年会議所が実際にあります。私達は、様々なネットワークを駆使して情報収集を行い、また、青年会議所活動を対外的にアピールし、この活動が理解されるよう努め、さらに我々自身の魅力を高めることにより独自の会員拡大活動を行う必要があります。
 また、入会したメンバーがスムーズに青年会議所活動に参画し、個々の魅力を発揮できるような環境を作るアフターケアも重要です。
 魅力ある青年会議所運動を持続するにあたり、会員拡大は避けては通れない課題であり、2007年度においてはこの問題を現役メンバーが一丸となり、最優先という位置付けのもと取り組んで参ります。


■ こどもたち

 現代の子供達を取り巻く環境は、私たちが過ごしてきた時代とは大きく異なっています。青少年犯罪の凶悪化・低年齢化、学校内での殺傷事件、引きこもりなど、また授業中に教室をふらつく子も多くなったと言われています。さらに、親の子に対する虐待は後を絶たず、幼児を被害者としてしまう悲惨な事件も起きています。
 このような青少年に係る事件の根底にあるのは、「道徳心の欠落」であります。
 なぜ人の物を盗んではいけないのか、なぜ人を傷つけてはいけないのかを、きちんと子供たちに納得させられる大人はどのくらいいるのでしょう。子供達に何かをしてあげるということも重要でありますが、子供達に的確な助言をすることができる大人になることも青少年の育成につながります。
 夢と希望に溢れキラキラとした目を持つ子供達を育てるため、我々大人が範を示すことが必要なのです。メンバー自身が夢や希望を持った大人として、その大切さを率先して子供達に伝え、まわりの大人たちに波及させ地域の大人たちが宝である子供達を育てていくという「地域共育」の輪を広げていくことが重要です。

■ つながり
 現在、社団法人を含む公益法人制度の抜本的な改革が進められています。その中で社団法人深川青年会議所という団体に「真の公益性」が問われていくことになります。
青年会議所活動の円滑な運営のため、今一度、総務・財務といった活動基盤を固め、運営手法のさらなる進化を目指す必要があります。また、行政やいろいろな目的を持ち活動する団体と共存しながら存在意義を確立し、この地域に住む人々に理解され必要とされる団体であるために、我々メンバー一人ひとりの人間力と、青年会議所が持つネットワークという強力なパワーを最大限に生かしていかなくてはなりません。
 2007年度は、社団法人帯広青年会議所主管のもと全国大会が開催されます。帯広青年会議所の皆様に対しその決断の勇気と情熱に敬意を表すとともに、副主管を担う我々深川青年会議所は、「北海道JC」の一員としてこの大会の成功のための支援を行います。

 組織があるから使命があるのではなく、使命があるからそれを担う組織が創られるのです。また、その使命が地域に広く理解されているかということも大きなポイントであります。時代とともに変わっていく情勢に応えながら、不変のテーマである「明るい豊かな社会」の実現に向け、勇猛果敢に挑戦することが社団法人深川青年会議所の存在意義としてとらえ、組織の更なる進化に努めます。

■ 
おわりに
 青年会議所運動を展開する上で必要なのはメンバー個々の責任と自覚であります。それは、強烈な個性を持つ個人の牽引力のみならず、それぞれがJayceeとしての責任と自覚を持ち行動するということです。自分にはリーダーシップがない、また、忙しさのあまり何も始めることができないと考えるのは誤りであり、将来に責任ある青年として志を持つべきです。仲間がいるということは力を合わせて行動することが出来るということなのです。
 仲間を大いに増やし、全員で考え、我々メンバーの可能性のすべてを投入し、このふるさとの未来のために今、行動を起こそう!

基本理念

活力あるふるさとの未来に希望を持ち、常に「信頼」を得るべく行動する。

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「あすへのしっそう 〜ひととまちとのリレーションズ〜」

2007年度理事長 明月健二

2007年度スローガン

社団法人深川青年会議所

「未来への疾走